舞台衣装家の仕事とは?

プロの衣装家は、 頭の先からつま先までのデザイン&コーディネイト統括責任者であり、印象を作る事が仕事です。
”見ている人に与える印象“にフォーカスし、
「見た目の印象」で言葉を補佐する役目”を担っています。

まずは、脚本を読み込む所から始めます。
キャラクターの発する言葉や脚本の文脈から、性格・趣味思考・職業・生活スタイル等を読み解き、キャラクター像を創っていきます。
服のライン・素材・色彩のコーディネイト・ヘアー&メイクで、人柄・性格・仕事・ライフスタイルを浮きたたせていき、その人物が「観客に与えなくてはならない印象」を考え、デザイン画に落とし込むのです。

次にデザインを具現化する作業になる訳ですが、一番時間をかける作業がキャラクターのイメージとそれを着る役者との擦り合わせです。役者個人のイメージと表現したいキャラクターとのギャップを埋める作業とも言えます。役者個人の体格や肌の色も様々です。それと同時に、似合う色彩も人それぞれ違います。同じ赤でも、「似合う赤」「似合わない赤」があるという事です。
最終的に、その登場人物たちが劇空間で装置と調和しているかどうかをチェックし、ようやく本番を迎える準備ができます。

舞台衣装とは、実はものすごく緻密な計算の上に成り立っています。

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